なぜドライアイになるのでしょう

   ドライアイのメカニズム

ドライアイとは、涙が不足したり成分が変化して質が悪くなることによって、眼の表面に障害が生じる状態をいいます。涙は瞬きによって網目状の薄い膜となり(写真1)、いつも眼の表面を覆って乾燥あるいはゴミや細菌などから眼を守っていますが、ドライアイになると涙液が正常ではなくなるために表面を十分に保護できなくなり、眼が乾くのです。(写真2)

涙が減る病気や薬の影響、または年齢や 環境もドライアイの原因に

涙が不足したり質が悪くなる原因には、眼の病気やある種の薬の影響があげられますが、健康な人でも年齢と共に涙は少なくなりますし、夜間やストレスが高いときも少なくなります。

一方、涙は十分にあっても、瞬きが少なかったり部屋が乾燥しているとドライアイになりやすく、またコンタクトレンズやアレルギー性結膜炎はドライアイと深く関係しているといわれています。