遠視だと困る?

 

 

視力が良いと遠視なの・・・?

遠視は遠いところを見るときはもちろん、近いところを見るときにも

調節をしないとハッキリとは見えません。遠視とは、遠くが良く見え

る状態ではないのです。無調節の状態で遠くが良く見える眼は正視で

す。

 

遠視チェック(視力はいいのに・・)

 

 

あてはまる人は眼科の先生に

相談してみましょう。

また、お子さんの場合はお母

さんが確認してみましょう。

 

 

 

視力検査の話

遠視の場合、子供では水晶体によって調節されるため、学校の視力検診で発見されないのが普通です。眼科では遠視を見つけるために、調節を一時的に休ませる目薬を用いて検査します。

 

遠視だと困ること

子供の場合、遠視であっても調節力が強いため、症状が現れない場合が

多いのですが、軽度の遠視でも年をとるにつれ、また強度の遠視になる

と次のような症状が現れます。


 *絶えず眼の調節を必要とするため眼と体が

 疲れやすく、集中できないため学習や仕事

 の能率があがらない。

 

 

 *遠視の度が強くなると、内斜視になったり

  視力の発達がまだ不充分な小児の場合、弱

  視になったりする。 

 

 

 


内斜視

・・・強度の遠視では、ハッキリ見るために余分な調節が必要な

      ので、眼が寄ってきて内斜視になります。

弱 視

・・・強度の遠視では、調節の努力をしてもピントが合いにくく

      なります。小児では、この状態のまま、矯正しないでおく

      と視力の発達が止まって弱視になります。